導入事例
集英社、マンガのAI翻訳で誤訳率を10分の1に抑え多言語同時配信を実現
| 企業 | 株式会社集英社 |
|---|---|
| 業種 | 出版 |
| 業務 | 翻訳と多言語対応 |
| 出典公開日 | 2023-08-16 |
何をしたか
集英社は、人気マンガの海外版が正規に読めるまでの間に海賊版サイトへ読者が流れてしまう課題を抱えていた。そこでMantra株式会社が提供する、マンガや縦スクロールコミックに特化したクラウド翻訳ツール「Mantra Engine」を使い、「ONE PIECE」や「SPY×FAMILY」などの最新話をベトナム語版として日本語版と同時に配信する体制を整えた。Mantra Engineは独自の機械翻訳技術に加えて、プロの翻訳者による確認と校正を組み合わせる設計で、従来は数週間かかっていた翻訳から配信までの工程を大幅に圧縮している。
公開されている効果
- Mantra株式会社の発表によると、翻訳から配信までの工程は従来のワークフローの半分以下に圧縮されたとされる
- 同社の発表によると、日本語から英語への機械翻訳の誤り率は15.9%から1.6%へ、約10分の1に改善したとされる
- 同社の発表によると、Mantra Engineは月間で約5万ページ、単行本換算で毎月250〜300冊分のマンガ翻訳に使われているとされる
この事例から読み取れること
マンガの多言語配信では、正規版の公開が遅れるほど海賊版に読者を奪われやすいという業界特有の事情がある。この事例は、翻訳の品質を機械翻訳だけに委ねず、プロの翻訳者による確認を組み合わせることで、スピードと品質を両立させている点が特徴である。誤り率を具体的な数値で示している点も、単なる効率化ではなく品質面の説明責任を果たそうとする姿勢として読み取れる。配信の速さが問われる業種ほど、機械翻訳と人の確認をどう組み合わせるかの設計が成果を左右すると考えられる。
出典
Mantra株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000059295.html
本文は編集部が出典をもとに要約したものです。数値は出典の発表に基づきます。