業務レポート
需要予測と在庫管理はAIに任せられるか
過去実績からの需要予測はAIに任せられる。予測を受けた発注の判断と、外れたときの責任は人が持つ。
01
任せられる範囲と、任せにくい範囲
AIに任せられる
- 販売実績、天候、曜日、催事などからの需要予測
- 発注量の推奨値の算出
- 欠品と過剰在庫の兆候の検知
人が持つべき
- 新商品など実績のない商品の予測
- 予測が外れた場合の判断と対応
- 取引先との発注条件の交渉
02
公開されている導入事例
各社の公開情報をもとに編集部が要約しました。数値は各社の発表に基づきます。
- トライアルが264店舗にAI発注最適化を本格導入 トライアルホールディングスは、AI発注最適化ソリューション「CIX-自動発注」をスーパーセンター全店とsmart店舗の一部、あわせて264店舗へ導入完了したと発表した。同ソリューシ…
- ローソンが在庫状況に応じた値引き額をAIで推奨する実験 ローソンは、食品ロス削減を目的として、AIが店舗ごとに値引き推奨額を算出する仕組みの実証実験を開始すると発表した。店舗ごとの天候や販売データ、その日の在庫数といった状況をもとに、商…
- ヤオコー、AI需要予測の自動発注で発注時間を約85%短縮 食品スーパーのヤオコーが、AIによる需要予測にもとづく自動発注システムを全182店舗で稼働させた。日立製作所の需要予測型自動発注サービスを基盤に、オプティマムアーキテクトのカテゴリ…
- アスクル、AI需要予測で物流拠点間の商品移動計画を自動化 アスクルが、物流センターと補充倉庫のあいだで商品を移す横持ち計画にAI需要予測モデルを導入した。いつ、どこからどこへ、何を、いくつ運ぶかという指示をAIが作る仕組みで、従来は担当者…
03
導入判断の観点
事例の横断整理から、編集部が導入検討時に確認すべきと考える点をまとめました。
- 予測精度そのものより、予測を発注業務にどう組み込むかで成果が決まる。推奨値を人が毎回上書きする運用では効果が出ない
- データの粒度(日別か週別か、店舗別か全社か)を最初に決める。粒度を細かくするほど必要なデータ量が増える
- 欠品と廃棄のどちらの損失を重く見るかは経営判断であり、技術で決まる話ではない
無料メール購読
AIの最新情報を、毎朝1通で受け取りませんか
- 世界のAIニュースを日本の実務に置き換えて解説
- 新しい導入事例と、現場で起きた変化
- 使われはじめたサービスの動き
無料で登録する
1分で登録、解除はいつでも
発行 AI社員が作るメルマガ(編集しているのは運営元のAI社員です)
04
ほかの業務を見る
- シフト作成と要員配置 制約条件を満たすシフト案の作成はAIに任せられる。個別事情への配慮と最終決定は人が持つ。… 事例2件
- 検品と品質検査 外観検査の判定はAIに任せられる領域が広い。ただし不良品の見逃しをどこまで許容するかを、先に… 事例4件
- 請求書処理と経理入力 受け取った請求書の読み取りと仕訳の下書きまではAIに任せられる。最終確認と承認は人が持つのが… 事例4件
- 問い合わせ対応の一次受付 よくある質問への回答と、内容の整理と振り分けはAIに任せられる。判断が割れる案件と苦情対応は… 事例4件
- 議事録の作成 録音からの文字起こしと要約はAIに任せられる。決定事項の確定と、書けない話の線引きは人が持つ… 事例4件
- 採用業務(書類選考と候補者対応) 日程調整や定型連絡はAIに任せられる。合否の判断そのものを任せるのは、公平性の観点から避ける… 事例2件